この記事でわかること
- 登録支援機関の役割と、委託すべき理由
- 介護施設が発注前に確認すべき9つのチェックポイント
- 月額費用の業界平均相場と「安すぎる」業者への注意点
- 技能実習修了者を即戦力として受け入れる方法
0.はじめに
外国人介護人材の受け入れを検討している千葉県内の施設から、こんなご相談をよくいただきます。
「登録支援機関って、どこも同じじゃないの?」
そう感じる施設担当者の方は多いのですが、実際には選ぶ機関によって外国人材の定着率は大きく変わります。
生活立ち上げ支援が手薄で入国直後の離職が相次いだケース、費用は安くても対応が遅くトラブルを拡大させたケース
——こうした失敗は、登録支援機関の選び方を知るだけで防げることがほとんどです。
この記事では、千葉県内の介護施設が登録支援機関を選ぶ際に必ず確認すべき9つのポイントを、介護分野に注力する登録支援機関として実際の現場経験をもとに解説します。
なお、本記事は「千葉県内の介護施設向け」の選び方に絞っています。
関東・首都圏全体で登録支援機関を比較する場合は、支援拠点、訪問頻度、対応エリア、費用体系の違いを横断比較する別記事として設計するのが適切です。
1.登録支援機関とは
登録支援機関とは、出入国在留管理庁に登録された民間の支援機関です。
特定技能外国人の受け入れ企業(介護施設)から委託を受け、外国人材への「義務的支援」を代行します。
義務的支援の10項目
特定技能制度では、受け入れ企業が外国人材に対して以下10項目の支援を実施することが義務づけられています。
10項目
支援項目
内容
➀
事前ガイダンス
在留資格・生活上のルール・施設の概要説明
⓶
出入国時の送迎
入国時および帰国時の空港送迎
③
住居確保・生活契約の支援
住居の確保、銀行口座・スマートフォン契約などの手続き支援
④
生活オリエンテーション
ゴミ出しルール・近隣マナー・緊急時の連絡方法など
⑤
公的手続き等への同行
市区町村窓口や入国管理局への同行
⑥
日本語学習の機会提供
日本語教室の案内・学習機会の整備
⑦
相談・苦情への対応
外国人材からの相談を受け付ける窓口の設置
⑧
日本人との交流促進
地域住民や職場内での交流機会の提供
⑨
転職支援
受け入れ側都合で雇用継続が難しくなった場合の支援
⑩
定期面談の実施
外国人材および監督者との定期的な面談

これらを施設単独で対応しようとすると、専任担当者の確保が必要になります。
人員が限られる介護現場では、登録支援機関への委託が現実的な選択です。
2.千葉県内の介護施設が登録支援機関を選ぶときの地域要素
登録支援機関の選び方は全国共通の部分もあります。
ただし、千葉県内の介護施設では、実際に担当者が施設や市区町村窓口まで動けるかが重要です。
特定技能外国人の支援では、住居探し、銀行口座開設、市役所手続き、病院付き添い、定期面談など、オンラインだけでは完結しにくい支援があります。
松戸・柏・流山・市川・船橋・千葉市など、施設の所在地によって移動時間や対応スピードは変わります。
特に初めて外国人介護人材を受け入れる施設では、次の点を確認しておくと安心です。
- 千葉県内のどの市区町村まで訪問対応できるか
- 生活立ち上げ時に、市役所・銀行・買い物への同行が可能か
- 緊急時に、担当者が施設または本人の居住地まで来られるか
- 松戸・柏・船橋・千葉市など、自施設に近いエリアで支援実績があるか
- 東京・埼玉・茨城など県境エリアの施設にも対応できるか
「全国対応」と書かれていても、実際の支援は電話やオンライン中心という場合があります。
千葉県内で受け入れるなら、料金だけでなく、千葉県内でどこまで現地対応できるかを必ず確認してください。
自施設対応と委託、どちらを選ぶべきか
以下に当てはまる場合は、委託を強くおすすめします。
- 担当者を専任で置く余裕がない
- インドネシア語など外国語対応のスタッフがいない
- 特定技能の受け入れが初めてで制度に不慣れ
- 過去に外国人材が早期離職した経験がある
3.登録支援機関に委託する3つのメリット
メリット① 制度対応のミスを防げる
特定技能制度の義務的支援には、実施すべき内容や届出のルールがあります。
対応に漏れがあると、受け入れ施設側の制度運用に支障が出る場合があります。
専門の登録支援機関に委託することで、制度対応の不備を未然に防ぎやすくなります。
メリット② 外国人材の定着率が上がる
入国直後の「生活の不安」が早期離職の主な原因のひとつです。
銀行口座の開設や市役所の手続きを丁寧にサポートすることで、外国人材が日本での生活に早く慣れ、職場定着につながります。
メリット③ 現場スタッフが介護業務に集中できる
外国人材のサポートに現場スタッフのリソースが取られると、本来の介護業務の質が低下します。
専門機関に委託することで、スタッフが介護業務に専念できる環境が整います。
4.登録支援機関選びで失敗しない9つのポイント
現在、登録支援機関は全国に数多くあり、出入国在留管理庁の登録簿で公開されています。
数が多いぶん、選び方を誤ると「委託したのに定着しなかった」「費用だけかかってサポートが薄かった」という結果になりかねません。
以下の9点を必ず確認してください。
① 介護分野での支援実績と現場理解があるか
登録支援機関の中には、製造業・外食・建設など多業種を一括して扱う事業者も多くあります。
介護は他の業種と異なり、認知症ケアや身体介助など専門的な知識が求められます。
また、インドネシア・フィリピン・ベトナムなど介護特有の送り出し国との連携も重要です。
汎用型の登録支援機関にありがちな問題
- 介護業務の実態を理解しないまま「書類対応」だけを行う
- 施設特有の悩み(シフト管理・業務分担・助成金活用)に対応できない
確認すべきこと:介護分野の支援実績件数、介護職種に詳しい担当者の有無
② 候補者の見極めと雇用条件の設計まで相談できるか
登録支援機関を「義務的支援の代行先」としてだけ見ると、採用後の支援体制に目が向きがちです。
しかし発注者にとっては、採用前の候補者選定も同じくらい重要です。
介護施設では、夜勤の有無、身体介助の範囲、記録業務、日本語での申し送りなど、現場ごとに求める力が異なります。
候補者の日本語力・介護経験・生活希望と、施設側の求人条件が合っていないと、入職後のミスマッチが起きやすくなります。
確認すべきこと:候補者の日本語力・介護経験・希望条件をどこまで確認するか、求人票や雇用条件の設計まで相談できるか
③ 対応言語と通訳体制が整っているか
特定技能「介護」の外国人材は、インドネシア・フィリピン・ベトナムなどの国籍が多くを占めます。
来日直後は日本語に不安がある外国人材が多く、母国語での相談対応ができるかどうかは定着率に直結します。
「通訳を外部委託している」か「常駐スタッフが対応できる」かでも、緊急時の対応速度が変わります。
確認すべきこと:対応言語の種類、通訳スタッフが常駐か外部委託か
④ 費用とサービスの内訳が明確か
「月額〇万円」とだけ提示して内訳が不明な業者には注意が必要です。
月額費用に何が含まれているかを必ず確認してください。
費用の目安
| 費用項目 | 一般的な目安 |
|---|---|
| 初期費用(入国時) | 10〜30万円 |
| 月額支援委託費(1人あたり) | 25,000〜30,000円程度 |
なお、より手厚いサポート(病院付き添い・現地監査・資格取得支援など)が含まれるプランは、月額35,000〜45,000円程度になるケースもあります。
実際の費用は、支援範囲・人数・訪問頻度によって変わるため、料金表だけでなくサービス内訳まで確認してください。
確認すべきこと:月額費用に含まれる支援の具体的な内訳と実施頻度
⑤ 入国直後の「生活立ち上げ支援」の内容が具体的か
定着率に最も影響するのが、入国直後の生活立ち上げ支援です。
良質な登録支援機関は、銀行口座の開設・市役所手続き・スマートフォン契約・日用品の買い物まで、スタッフが実際に同行して対応します。
「案内するだけ」か「一緒に動く」かで、外国人材が感じる安心感は大きく変わります。
このフェーズの支援が薄いと、「生活の不安」が解消されないまま職場に入ることになり、早期離職の原因になります。
確認すべきこと:生活立ち上げ支援の具体的な同行範囲と実施実績
⑥ 介護資格取得のサポートがあるか
特定技能「介護」の外国人材にとって、実務者研修の修了や介護福祉士の取得はキャリアアップの重要なステップです。
受け入れ施設にとっても、資格取得後の外国人材は即戦力として長く活躍してくれます。
また、介護福祉士を取得すると在留資格「介護」への変更が可能になり、長期雇用の選択肢が広がります。
資格取得のサポートが月額プランに含まれているか、別途費用が発生するかを確認してください。
確認すべきこと:実務者研修の申込サポートの有無、介護福祉士受験に向けた学習支援体制
⑦ 緊急時・トラブル時の対応範囲が明確か
外国人材の受け入れでは、生活上のトラブル、体調不良、職場内のすれ違い、在留手続きの不安などが突然発生することがあります。
平常時の支援内容だけでなく、緊急時に誰が、どこまで、どのスピードで動くのかを確認しておくことが重要です。
特に介護施設では、シフトに穴が空くことや、現場スタッフが通訳・生活相談まで抱え込むことが大きな負担になります。
登録支援機関の担当範囲が曖昧だと、問題が起きた時に施設側の負担が一気に増えます。
確認すべきこと:夜間・休日の相談窓口、病院付き添いの有無、職場トラブル時の面談体制、早期離職時の対応方針
⑧ 技能実習修了者の特定技能切り替えに対応しているか
特定技能人材には2つの採用ルートがあります。
| ルート | 概要 | 就業までの期間 |
|---|---|---|
| 海外(現地)からの招聘 | インドネシア等から来日 | 入国まで6ヶ月〜1年以上 |
| 技能実習修了者の切り替え | 日本国内で技能実習修了後に変更 | 数ヶ月程度(書類状況により変動) |
千葉県内の介護施設が急いで人材を確保したい場合、技能実習修了者の切り替えルートは即効性の高い選択肢です。
すでに日本で介護業務を経験している人材であることも大きなメリットです。
ただし、このルートに対応できる登録支援機関は限られています。
技能実習の監理団体と連携体制を持っているか、あるいは技能実習から特定技能まで一貫してサポートできる体制があるかを確認してください。
確認すべきこと:技能実習→特定技能の在留資格変更サポートの実績、連携できる監理団体の有無
⑨ 対応エリアが自施設に合っているか
登録支援機関の中には、全国対応をうたいながら実際には特定エリアしか対応できないケースもあります。
生活立ち上げ支援や定期面談は担当者が施設まで来ることが前提です。
物理的にアクセスできる拠点があるかどうかは、緊急時の対応速度にも直結します。
特に千葉県内の施設の場合、松戸・柏・市川・船橋・千葉市など各地域への対応実績を確認してください。
確認すべきこと:千葉県内の対応実績と担当者が現地に来られる体制の有無
5.登録支援機関を「費用だけ」で選ぶと失敗する理由
登録支援機関への委託費は、外国人材1人あたり月2〜4万円程度です。
一見、費用の差は大きくないように見えますが、定着率が低下して早期離職が起きた場合のコストは別次元になります。
早期離職時に発生するコスト(目安)
- 再採用にかかる紹介手数料:数十万〜数百万円
- ビザ申請費用の再発生
- 新しい外国人材が就業できるまでの現場の負担増
- 受け入れ実績への影響(次の採用への説明負担)
費用を重視することは大切ですが、費用が安い=定着率が低いリスクも念頭に置いて比較してください。
サポートの内容・実績・対応体制を総合的に評価することをおすすめします。
6.FUJI CAREが千葉県の介護施設に選ばれる理由
株式会社FUJI CAREは、千葉県松戸市を拠点に、特定技能「介護」の人材紹介・登録支援を中心に提供している会社です。
介護施設の外国人材受け入れに関わる採用・生活支援・日本語支援まで、現場に近い形でサポートしています。
5つの差別化ポイント
- 介護分野への理解を前提にした支援
介護現場の実態を理解したスタッフが対応します。
シフト作成・業務分担・助成金情報の提供など、施設運営に関わる相談にも応じることができます。 - インドネシア語スタッフによる通訳対応
インドネシア出身の外国人材に対して、母国語での相談対応が可能です。入国直後の不安が大きい時期も、安心して相談できる環境を整えています。
※ インドネシア語対応スタッフ数:1 - 生活立ち上げを「一緒に動く」スタイル
銀行口座の開設・市役所の各種手続き・マイナンバー申請・スマートフォン契約・日用品の買い物まで、スタッフが直接同行します。
外国人材が安心して職場に向き合えるよう、生活基盤の立ち上げを全力でサポートします。 - 実務者研修〜介護福祉士まで一貫サポート
月額プランに実務者研修の申込サポートを含みます。
介護福祉士の受験に向けた支援も対応しており、外国人材が長く介護の仕事に携わり続けるためのキャリア形成をバックアップします。 - 技能実習修了者の特定技能切り替えに対応
介護・医療職種に強い技能実習監理団体と連携し、技能実習修了者の特定技能への在留資格変更をスムーズにサポートします。
「早急に即戦力が必要」「国内在住の人材を採用したい」というご要望に応えることができます。
対応エリア
[千葉県全域(松戸・柏・市川・船橋・千葉市・習志野など)および東京都・神奈川県・埼玉県・茨城県を含む関東圏。静岡県での受入実績あり。]
料金プラン
| プラン | 月額(1人あたり) | 主なサービス内容 |
| ベーシック | 25,000円 | 義務的支援10項目・銀行口座開設・実務者研修サポート・引っ越し手続き・マイナンバー申請・日本語支援 |
| スタンダード | 35,000円 | ベーシックの全内容+現地監査・病院付き添い |
| プレミアム | 45.000円 | スタンダードの全内容+認知症研修・入管情報共有 |
支援実績
[要確認: 累計支援人数・受入施設数を記入。例:「累計15名の特定技能外国人材を支援、9施設への紹介実績(2026年5月時点)」]
まとめ:9つのチェックポイント一覧
登録支援機関を選ぶ際は、以下の9点を必ず確認してください。
項目
チェックポイント
確認のポイント
➀
介護分野での支援実績と現場理解があるか
介護分野の支援実績件数・担当者の知見
⓶
候補者の見極めと雇用条件の設計まで相談できるか
日本語力・介護経験・希望条件の確認範囲
③
対応言語・通訳体制が整っているか
対応言語の種類・通訳スタッフの常駐有無
④
費用とサービスの内訳が明確か
月額に含まれる支援の具体的内容
⑤
生活立ち上げ支援の内容が具体的か
同行支援の範囲と実績
⑥
介護資格取得サポートがあるか
実務者研修・介護福祉士支援の有無
⑦
緊急時・トラブル時の対応範囲が明確か
病院付き添い、職場トラブル、早期離職時の対応
⑧
技能実習修了者の切り替えに対応しているか
在留資格変更サポートと監理団体連携の有無
⑨
対応エリアが自施設に合っているか
千葉県内の拠点・訪問対応実績
千葉県内で特定技能「介護」の外国人材受け入れをお考えの施設様、または現在の登録支援機関に課題を感じている施設様は、ぜひFUJI CAREへご相談ください。
初回のご相談は無料です。
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参考情報
- 出入国在留管理庁「1号特定技能外国人支援・登録支援機関について」
- https://www.moj.go.jp/isa/policies/ssw/supportssw.html
- 出入国在留管理庁「特定技能制度」
- https://www.moj.go.jp/isa/applications/ssw/
執筆・監修:株式会社FUJI CARE 千葉県松戸市を拠点に、特定技能「介護」分野の人材紹介・義務的支援を中心に提供。



